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2006年9月28日 (木)

贈与と贈与税(その11 名義預金と疑われないためには)

前回触れた親が子などの名義を借りただけの預金である「名義預金」は、贈与そのものがなかったことになります。従って親が亡くなったときの相続税の課税対象財産になると取扱うのは仕方がないと思います。

 

問題なのは贈与したという認識があっても税務調査などで「名義預金」と疑われてしまう場合です。なぜその様なことが起きるかというと財産をもらった側(贈与を受けた者・・・受贈者)は健在でも財産をあげた側(贈与した者・・・贈与者)は既に死亡しているため贈与者の意思の確認ができないからです。

 

名義預金でないのであれば、実際に贈与があったことを疎明(受贈者が財産をもらったとことは確からしいという推測を税務署に感じさせる)できるようにしておかなければなりません。

 

実務上はいろいろなケースがあるので一概には言えませんが、次のようなことは名義預金と疑われないために最低限必要なことです。

1.通帳と届出印は受贈者(子)が保管する。

2.届出印は受贈者が普段使っている通帳と同じものを用いる。

3.その上で振り込み(お金の動きをしっかり記録するため)によりお金を移動する。

4.贈与後の財産は贈与者(親)が関知するようなことを一切しない。

 

4は特に重要で親が子に「税金を納めるためにとっておきなさい」くらいのことを言うのは構いませんが、その後のお金の使い道はあげたのですから関与するべきことではないのです。

 

税務調査で名義預金と解されるものがある時は、調査の当事者である相続人の方々は嫌な思いをするものです。この様なトラブルを避けるためにもしっかりとした生前贈与を行う必要があると実務家の私は考えています。

 

 

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名義預金等についての記事

 

(このエントリーも含みます)

 

 

 

相続税について被相続人の家族名義の預貯金等に対する裁決

 

 

 

裁判例による名義預金の判断基準

 

 

 

無職無収入である配偶者が多額の預金を有する場合 

 

 

 

名義預金についての最新裁決事例

 

 

 

株式の帰属に関する判決

 

 

 

贈与と贈与税(その10 名義預金)

 

 

 

贈与と贈与税(その11 名義預金と疑われないためには)

 

 

 

 

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