悪化した中小企業の資金繰りは?
「資金繰りをいかによくするか」ということについて理論や裏技などがよく紹介されています。これはこれで良いことだと思いますが、中小・零細企業が資金繰りに本当に窮したときにはこの様な理論や裏技などは必要ありません・・・というより生きるか死ぬかの瀬戸際に裏技などと呑気なことをいっている場合ではないことが多いのです。
特に月末支払いを済ませると手元残高は殆ど無いかマイナス・・・消費税や源泉所得税は当たり前のように滞納・・・危機的状況です。
根本的に資金繰りを改善する方法は3つです。
・収入を上げる → 売上増を図る。
・支出を下げる → 仕入価格の減額では覚束ないときには思い切った固定費削減を図る。
・収入を上げて支出を下げる → 最も効果的だが、これができていれば危機的な問題は生じてないのでは?
まずは社長自身が先頭に立たなければいけません。これが大前提です。「俺は経営者だ」と大上段に構えている場合ではないのです。
売上増が難しいこの時代に大きな固定費である人件費の削減も視野に入れなければなりません。従業員に納得してもらうのは至難の業ですが、少なくとも社長である経営者が先頭を切って改善を図る姿を見せないと内部はもとより外部の人間もその会社の経営自体に懐疑を感じてしまいます。私自信も中小・零細企業経営者ですので辛いのは分かりますが、ここを乗り切ることができないのなら更に状況が悪化する前に整理を考える必要があるのではないでしょうか。
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(ふくい かずのり ぜいりしじむしょ)
所長 税理士 福井一准(現在 東京地方税理士会保土ヶ谷支部 副支部長)
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