« 生前贈与に関する税務相談(その5) | トップページ | 最近感じる中小企業の売上減について »

2007年10月23日 (火)

連れ子養子と法定相続人の数

AさんはBさんと婚姻するときに、Bさんには子供(連れ子)がいました。この婚姻だけではAさんとその連れ子さんとは血族としての親子関係はありません。血の繋がりがないからで、Aさんの推定相続人にもなりません。しかし、Aさんは法律上もこの連れ子さんを自分の(血族である)子供にしたいと考えて養子としました。一般的に言う連れ子養子で、これによりAさんの推定相続人となりました。

この様なケースについて、税務相談を受けたことがあります。

相続税法第15条で、相続税の遺産に係る基礎控除額が規定されています(以下、要約)。

第1項では

相続税の課税価格の合計額から、遺産に係る基礎控除額である「5千万円+1千万円×相続人の数(一般的に「法定相続人の数」といっています)」を控除する。

第2項で

1項の(法定)相続人の数は、民法の規定による相続人の数(被相続人に養子がある場合、次に定める養子の数に限るものとし、・・・以下、省略)とする。

・被相続人に実子がある場合 1人

・被相続人に実子がない場合 2人

とされています。

この第2項は、養子を増やすことにより恣意的に遺産に係る基礎控除額を大きくして相続税の負担軽減を図ることを制限するために設けられています。

しかし、最初に書いたケースである連れ子を養子とすることは相続税負担を図るために行ったとはとても言い難いと思います。連れ子さんを実の子と同じようにしたいという思いからした養子縁組でしょう。

そこで第3項では

2項の規定の適用については、次に掲げる者は実子とみなす。

その被相続人の配偶者の実子でその被相続人の養子となった者(つまり連れ子養子)

レアケースであることから、相談に来られた方はこちらに相談される前にいろいろ言われたそうです。しかし、連れ子養子は上記の通り相続税の遺産に係る基礎控除額などを計算する場合の「法定相続人の数」に無条件に含めることができるのです。

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

福井一准税理士事務所

 

(ふくい かずのり ぜいりしじむしょ)

 

所長 税理士 福井一准(現在 東京地方税理士会保土ヶ谷支部 副支部長)

 

業務のご案内

 

 

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

 
 

初回相談 約30分無料(要予約・初回相談のみでも構いません)

 

今すぐご連絡を

 

メール

 

TEL 045-334-2793

 

FAX 045-334-2794

 

 

 

 

横浜市保土ヶ谷区星川1-4-10 ハイツリヴァースター308

 

相鉄線 星川駅 南出口徒歩3分

 

所在地図

 

 

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

相続に強い税理士の相続税ブログセミナー

 

難しすぎない相続税のおはなし

 

 

 

はじめに~第40回までの基礎編は完結しました!

 

基礎編目次

 

|

« 生前贈与に関する税務相談(その5) | トップページ | 最近感じる中小企業の売上減について »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/132187/16852131

この記事へのトラックバック一覧です: 連れ子養子と法定相続人の数:

« 生前贈与に関する税務相談(その5) | トップページ | 最近感じる中小企業の売上減について »