« 生前贈与に関する税務相談(その4) | トップページ | 連れ子養子と法定相続人の数 »

2007年10月18日 (木)

生前贈与に関する税務相談(その5)

生前贈与の依頼を受けて相続税の現状分析をすると、相続税以前の問題点を発見する場合があります。

多々あるのが、相続税法第5条の保険契約における「みなし贈与」の問題です。

以下、相続税法第5条の要約です。

生命保険契約などの原則として死亡を伴う保険事故が発生した場合において、その保険料の全部又は一部が保険金受取人以外の者によって負担されたものであるときは、これらの保険事故が発生した時(3項より、保険料負担者が被保険者である場合→相続税の課税対象となる場合を除く)において、保険金受取人が、その取得した一定の保険金のうち保険金受取人以外の者が負担した保険料の金額に相当する部分を、その保険料を負担した者から贈与により取得したものとみなす。また2項より、返還金その他これに準ずるもの(満期保険金など)の取得があった場合について準用する

上記の下線部分の問題です。夫が保険料をかけていて満期保険金の受取人が妻の場合には「夫が掛けたお金を満期保険金として妻が受け取る」 つまり夫から妻へお金が流れた(贈与された)として、満期保険金の受取時に妻へ贈与税が課税されることとなります。

そして、このケースが意外に多いこと多いこと・・・

相続税法第5条のみなし贈与に当たることを分かっていた上で、この様な保険契約を結ぶことは問題ありません。しかし、このことを知らなかった場合には結果として大きな贈与税問題が発生する可能性があるので注意しなければなりません。

人気ブログランキングの「ファイナンシャルプランニング」に参加しています。

応援クリックはこちら → 人気blogランキングへ

|

« 生前贈与に関する税務相談(その4) | トップページ | 連れ子養子と法定相続人の数 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/132187/16800275

この記事へのトラックバック一覧です: 生前贈与に関する税務相談(その5):

» 郵便局養老保険 2倍型歳満期特別養老保険とは [生命保険比較と生命保険見直し]
郵便局養老保険 2倍型歳満期特別養老保険とは 郵便局養老保険の2倍型.... [続きを読む]

受信: 2007年10月20日 (土) 11時28分

» 税務相談で悩み解決 [悩みを相談したい]
悩みを相談したい 外国人納税者の税務相談員外国人納税者の税務相談員 毎年、名古屋にある名古屋国際センターで、外国人納税者のための税務相談会が行われます。 今回の日程は、平成20年2月2日と...(続きを読む) 個別税務相談会のご... [続きを読む]

受信: 2007年10月30日 (火) 02時35分

» 税務相談で悩み解決 [悩みを相談したい]
悩みを相談したい 三鷹市 税理士 阿部勉税理士事務所の阿部勉先生を取材!!税務代理、税務相談、起業家支援、経営・資金繰り計画、税務書類の作成、会計業務、経営指導業務等の業務を主に行っていらっしゃいます。ユーモア... [続きを読む]

受信: 2007年12月 7日 (金) 22時10分

« 生前贈与に関する税務相談(その4) | トップページ | 連れ子養子と法定相続人の数 »