« 国税不服審判所のサイト | トップページ | 居住用宅地等が2カ所 »

2008年8月24日 (日)

広大地の評価って?

以前にも紹介した土地評価に関して影響力の大きな実務本「土地評価の実務」の最新版(以下「改訂版」とします)が刊行されています。

先日の広大地の評価の研修を受けた際に、講師の方々(パネルディスカッション方式でした)はこの本の中の広大地の評価についての改訂点にもかなり触れられていました。その中で実務の上で混乱が予想される部分を紹介します。

改訂版に記載された広大地に該当する要件として、次のものがあります(以下、改訂版に関する事項については全て要約しています)。

1.その地域の標準的な宅地の地積に比べ著しく地積が広大であること

2.都市計画法に規定する開発行為を行うとした場合に、公共公益的施設用地(基本的には道路です・・・筆者記載)として相当規模の負担が必要と認められるもの

3.ただし、大規模工業用地及びマンション適地を除く

最近の判決・裁決で路地状開発(私は旗竿開発や旗竿地と普段言っており改訂版でも旗竿という言葉をまず使っているようですので、以下「旗竿開発・旗竿地」とします)が適切であるとして広大地の適用を排除した理由が、上記2の公共公益的施設用地(道路)として相当規模の負担を要するか否かの判定です。

改訂版の解説では、経済的に最も合理的に戸建分譲をする際に必要な道路(開発道路)の必要性により判断するとしています。

さらにこの中で旗竿開発が合理的だと認められる土地については開発道路がないものとして広大地の判定をするとの解説をしています。

なお、旗竿地とは竿の先に国旗などの旗が四角にかかっている形の土地のことで、旗のかかっていない竿部分が開発道路に該当しない通路、旗の部分が宅地となります。

しかし、通達改正前に広大地の評価をした土地は、その地域内に旗竿地もあれば開発道路付の宅地もあり、いずれが合理的なのかといわれると一概に判断できないと言わざるを得ません。さらにいろいろな方が指摘されていますが、基本的に旗竿地は防災の観点からは適切な土地ではないはずです。都内のある区では防災上の理由から、広大地(正式には鑑定用語で言う面大地)について一定の旗竿開発を認めないこととしているそうです(もっともこの場合には相続税評価においても開発道路の必要な広大地となるかと思います)。

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

福井一准税理士事務所

 

(ふくい かずのり ぜいりしじむしょ)

 

所長 税理士 福井一准(現在 東京地方税理士会保土ヶ谷支部 副支部長)

 

業務のご案内

 

 

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

 
 

初回相談 約30分無料(要予約・初回相談のみでも構いません)

 

今すぐご連絡を

 

メール

 

TEL 045-334-2793

 

FAX 045-334-2794

 

 

 

 

横浜市保土ヶ谷区星川1-4-10 ハイツリヴァースター308

 

相鉄線 星川駅 南出口徒歩3分

 

所在地図

 

 

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

相続に強い税理士の相続税ブログセミナー

 

難しすぎない相続税のおはなし

 

 

 

はじめに~第40回までの基礎編は完結しました!

 

基礎編目次

 

|

« 国税不服審判所のサイト | トップページ | 居住用宅地等が2カ所 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/132187/42259576

この記事へのトラックバック一覧です: 広大地の評価って?:

« 国税不服審判所のサイト | トップページ | 居住用宅地等が2カ所 »