« 法人が低額譲渡をしたとき(その1 譲渡先が個人の場合) | トップページ | 休日の研修会とお祭り手伝い »

2013年7月11日 (木)

法人が低額譲渡をしたとき(その2 譲渡先が法人の場合)

法人が所有する財産を同族関係者などに譲渡する場合に時価より低い価額で譲渡したとき、

譲渡した法人には法人税課税の問題が、譲渡先については法人の場合は法人税課税、個人の場合は所得税課税の問題が生じます。

今回は譲渡先が法人の場合の時価と対価の差額についての原則的な取扱いですが、まずはグループ法人税制の適用の有無を判断する必要があります。

法人税法第2条第12号の7の6の完全支配関係がない場合、グループ法人税制の適用はありません。

また完全支配関係がある場合でも個人による完全支配関係である場合、寄附金と受贈益については同じ取扱いとなります(法人税法第25条の2第1項、法人税法第37条第2項)。

従って、実際に多いと思われるグループ法人間であっても完全支配株主が同一個人(とその親族)であるような場合は、下記の取り扱いとなります。ただし、法人税法第61条の13の譲渡損益調整資産の譲渡損益の繰り延べの適用はあります。

―――☆☆―――☆☆―――

時価と対価の差額について

譲渡した法人は寄附金となり損金算入限度額を超える部分は損金不算入となる(法人税法第37条第1項)。

譲渡を受けた法人は受贈益課税となる(法人税法第22条第2項)。

税務上の仕訳 

譲渡した法人 → 寄附金 / 雑益(譲渡益など)

譲渡を受けた法人 → 資産 / 受贈益

この仕訳では、時価と対価の差額のうち譲渡した法人は寄附金損金算入限度額を超える部分の金額が、譲渡を受けた法人はその全額が法人税の計算上課税所得の増加となります。

―――☆☆―――☆☆――― 

低額譲渡シリーズ 目次  

(このエントリーも含みます) 

・個人が低額譲渡したとき 

1  その1 譲渡先が法人の場合 

2  その2 譲渡先が同族法人の場合のみなし贈与 

3  その3 譲渡先が個人の場合 

・法人が低額譲渡したとき 

1  その1 譲渡先が個人の場合 

2  その2 譲渡先が法人の場合 

3  その3 譲渡先がグループ法人の場合


 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

福井一准税理士事務所

 

(ふくい かずのり ぜいりしじむしょ)

 

所長 税理士 福井一准(現在 東京地方税理士会保土ヶ谷支部 副支部長)

 

業務のご案内

 

 

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

 
 

初回相談 約30分無料(要予約・初回相談のみでも構いません)

 

今すぐご連絡を

 

メール

 

TEL 045-334-2793

 

FAX 045-334-2794

 

 

 

 

横浜市保土ヶ谷区星川1-4-10 ハイツリヴァースター308

 

相鉄線 星川駅 南出口徒歩3分

 

所在地図

 

 

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

相続に強い税理士の相続税ブログセミナー

 

難しすぎない相続税のおはなし

 

 

 

はじめに~第40回までの基礎編は完結しました!

 

基礎編目次

 

|

« 法人が低額譲渡をしたとき(その1 譲渡先が個人の場合) | トップページ | 休日の研修会とお祭り手伝い »

コメント

今日は よろしくお願いしますね^^すごいですね^^

投稿: サルバトーレフェラガモ | 2013年7月28日 (日) 20時14分

こんにちは

>すごいですね^^
(^^? ありがとうございます。

投稿: いちじゅん | 2013年7月29日 (月) 11時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/132187/57768904

この記事へのトラックバック一覧です: 法人が低額譲渡をしたとき(その2 譲渡先が法人の場合):

« 法人が低額譲渡をしたとき(その1 譲渡先が個人の場合) | トップページ | 休日の研修会とお祭り手伝い »