« 課税価格合計3億円で非嫡出子の法定相続分が変わると・・・相続税を試算してみました | トップページ | 法人への債権を放棄したら贈与税が問題になるときもあります »

2013年9月 5日 (木)

寡婦控除も違憲?

平成25年9月4日に最高裁判所大法廷にて非嫡出子の相続分を定めた民法第900条について、裁判官14人全員一致で「法の下の平等に反するとする」として違憲判決が出ました

これにより民法第900条第4号ただし書き

「嫡出でない子の相続分は、嫡出である子の相続分の2分の1とする」

が削られることになるでしょう。

その結果、相続税の総額の計算を定めた相続税法第16条では

民法第900条及び第901条の規定による相続分により計算する

とされていることから、相続税の計算も一部が自動的に変更されます。

―――☆☆―――☆☆―――

報道によると

所得税・住民税の所得控除である「寡婦控除」が、配偶者と死別したり離婚したりした場合が対象で、未婚の人は含まれないため、同じ母子家庭であっても嫡出子と非嫡出子(婚外子)とで取扱いが違い、結果として婚外子に対する間接的な差別だ

とする指摘があるそうです。

所得税法上寡婦とは、次に掲げる者をいうとしています(所得税法第2条第1項第30号)。

1.夫と死別したか離婚した後婚姻をしていない一定の者(夫の生死の明らかでない者を含む)のうち、扶養親族その他その者と生計を一にする一定の親族を有するもの

2.夫と死別した後婚姻をしていない一定の者(夫の生死の明らかでない者を含む)のうち、合計所得金額が500万円以下であるもの

いずれも婚姻を前提にしていて、特に上記1の場合について、嫡出子がいる母子家庭と非嫡出子がいる母子家庭とで異なる取扱いだと批判されるのでしょう。

―――☆☆―――☆☆―――

今回の判決では、すでに確定した他の遺産分割について、今回の違憲判断は影響を及ぼさないとしています。しかし、この部分については不満が出ることが考えられます。

さらに非嫡出子のいる母子家庭の寡婦控除に対する不満が顕在化する可能性もあり、この様な税務における非嫡出子についての見直しの有無も注目されます。

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

福井一准税理士事務所

 

(ふくい かずのり ぜいりしじむしょ)

 

所長 税理士 福井一准(現在 東京地方税理士会保土ヶ谷支部 副支部長)

 

業務のご案内

 

 

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

 
 

初回相談 約30分無料(要予約・初回相談のみでも構いません)

 

今すぐご連絡を

 

メール

 

TEL 045-334-2793

 

FAX 045-334-2794

 

 

 

 

横浜市保土ヶ谷区星川1-4-10 ハイツリヴァースター308

 

相鉄線 星川駅 南出口徒歩3分

 

所在地図

 

 

 

―――☆☆―――☆☆―――

 

 

 

相続に強い税理士の相続税ブログセミナー

 

難しすぎない相続税のおはなし

 

 

 

はじめに~第40回までの基礎編は完結しました!

 

基礎編目次

 

|

« 課税価格合計3億円で非嫡出子の法定相続分が変わると・・・相続税を試算してみました | トップページ | 法人への債権を放棄したら贈与税が問題になるときもあります »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/132187/58133013

この記事へのトラックバック一覧です: 寡婦控除も違憲?:

« 課税価格合計3億円で非嫡出子の法定相続分が変わると・・・相続税を試算してみました | トップページ | 法人への債権を放棄したら贈与税が問題になるときもあります »